岸辺にはカラスウリが赤い実をつけていました
大堀川防災調節池は単なる防災調節池という機能にとどまらず、UR都市機構が施行する土地区画整理事業と一体的に整備が進められ、魅力ある水辺空間を創出する事業であり、生物の生息空間を確保するとともに、市民が散策し自然と触れ合える多目的な空間として計画されました。整備の主な特徴は、①河川区域内に園路、ウッドデッキ、ベンチ、警報装置等を設置し市民による日常的な利用を前提として整備され、②人が立ち入らず生態系を育てるための「保全回復エリア」が設定されました。③隣接する3号近隣公園との境界部にある河川堤防を緩斜面化し一体的な整備を行い、④最上部から北千葉導水の分水施設の水を流し水質改善が行えるようにされました。防災調節池の延長:1.4㎞、面積:8haとなっています。
平成8年7月:流山水と緑の探偵団(代表恵良好敏)から千葉県知事へ
「オオタカが舞うまちづくり」のタイトルで市野谷の森の保
全とあわせて生物にも優しい大堀川の改修計画案を提出。
平成8年12月:流山市民まちづくりネットワーク(代表伊勢良一)から流
山市長へ都市マスタープラン案「こんなまちに住みたい」の
中で多自然型の大堀川改修計画案を提出。
平成10年10月:流山市議会で大堀川の改修についての質問を受けて
「住民参加で整備計画を作成する」と当時の土木部長が回答。
平成12年3月:千葉県、流山市、住宅公団と地元住民との間でできた
「大堀川防災調節池の環境整備委員会」は「広域的な水と緑
の環境の創出と次世代の新しいまちづくりを支える大堀川再
生・共生の水辺づくり」を基本コンセプトと決める。
平成20年10月:UR都市機構は、千葉県、流山市、地元住民と「大堀川
防災調節池美しい水辺づくり懇談会」(座長恵良好敏)をスタ
ートさせ、ワークショップや自然観察会などを実施し、平成23
年に大堀川防災調節池の整備計画を平成12年の基本コン
セプトにそってまとめました。
平成25年4月:大堀川美しい水辺づくりの会(代表恵良好敏)発足。
平成25年5月:大堀川防災調節池竣工。
最近のコメント